空飛ぶタイヤ

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ことし『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞した 池井戸 潤 氏の、2006年の作品『空飛ぶタイヤ』(実業之日本社)を読んだ。136回直木賞の候補になったという作品である。

『下町ロケット』とほぼ同じ筋立てである。
ひょんなことから父親の経営する中小企業を引き継いだ主人公が、大手企業や大手銀行からのイジメに遭いながらも、人情厚い社員たちの支援に支えられて「筋を通す」べく奮闘し、最後はなんとか再出発の見通しが立つところまで立て直す。

白熱教室の対話術

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NHKのテレビ番組で話題になった、米ハーバード大学のサンデル教授による「ハーバード白熱教室」。
そこでのサンデル教授の「ふるまい」を、哲学の教授のものではなく、ファシリテーターによるものととらえて分析する、それが『白熱教室の対話術』(TAC出版)だ。

著者は、日本ファシリテーション協会の初代会長でもあった堀公俊氏である。

サイエンス・カフェといえば、研究者をゲストに招いて話題提供してもらい、さらに参加者と対話するというスタイルが一般的だろう。そこに今度は、「科学技術コミュニケーターといっしょに本を読む」というスタイルのサイエンス・カフェが登場するようだ。

サイエンスカフェ水戸が主催する、『コミュニケーターと「もっとわかる放射能・放射線」を読もう』のことである。

牛の博物館

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先日、岩手県奥州市にある「牛の博物館」を訪れた。
1995年に、前沢牛で知られる前沢町(現在は奥州市)にできた博物館である。

1階には前沢牛の歴史や、生産・流通の方法などが展示され、2階には牛について生物学や民族学などの観点から扱った展示がなされている。

圧巻は「牛の胃」。 模型ではなく、本物のアルコール漬標本である(写真)。

ブラームスを聴く

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数日前から、ブラームスを聴き始めた。
『音楽で人は輝く:愛と対立のクラシック』(樋口裕一著、集英社新書)を読んだのがきっかけだ。

同書は、19世紀後半から20世紀初めに活躍した「後期ロマン派」の作曲家たちの作品を、ブラームス派とワーグナー派に大別して、その特徴を解説している。

武士の家計簿

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遅ればせながら、昨年12月に公開された映画「武士の家計簿」を観た。

金沢藩士・猪山家の家計簿をもとに武士の生活を再現した、同名の書『武士の家計簿 ~「加賀藩御算用者」の幕末維新』(磯田道史著、新潮新書)を映画化したものである。

原著を読んでいないので正確なところはわからないが、いかにも「正月映画」的な家族ドラマに仕上がっている。

江戸時代の武士たちの暮らしぶり、何にお金をかけるかなど、現代人の生活を見つめ直すきっかけとしても、いいかもしれない。

メディアと日本人

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橋元良明氏(東京大学大学院情報学環・教授)の新著『メディアと日本人:変わりゆく日常』(岩波書店、2011年)を読む。

新聞、ラジオ、電話、テレビ、インターネット、書籍・雑誌など各種メディアを、日本人はどのように受容し、利用しているか。そして、人々のメンタリティがどのように変わってきたのかを分析している。

本書の最大の特徴は、実証的なデータに基づいて議論していること。
国内外の各種調査に加え、自らが中心となって1995年から5年おきに実施してきた「日本人の情報行動調査」をもとに、精緻な議論を展開している。

つながり進化論

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中公新書の新刊 『つながり進化論 ネット世代はなぜリア充を求めるのか』 を読んだ。
著者の小川克彦氏は、慶応大学SFCの教授であるが、かつてNTT(およびその前身の電電公社)などで、ネットの技術やサービスの開発に携わっていた方である。

ここ50年あまりの、電話、パソコン通信、インターネット、Twitterなどの技術の発展と、それに伴う人々の「つながり」の変化を分析しようとした書である。

わたしを離さないで

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映画「わたしを離さないで」は、「臓器提供のために、一般社会から隔絶した状態で生かされているクローン人間たち」を登場させ、彼らの間での「愛」を描いている。

カズオ・イシグロによる同名の小説(ハヤカワepi文庫)を映画化したものだが、小説を読んでいないので、両者の異同についてはわからない。
ただ、小説の評価は必ずしも高くないのかもしれないが、映画については、なかなかに面白かった(考えさせられた)。

Kindleで読書

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しばらく前に買った、アマゾンのKindle.
青空文庫からpdfをダウンロードし、Kindleで読んでみたところ、なかなか具合がいい。

日本における Science Fiction の始祖の一人ともいわれる海野十三の商品を、寝る前に布団の中で読む。
文庫本と同じくらいの軽さだし、本とは違って、ページを開いているために5本の指をフルに緊張させるなんてことが要らない。
ページ送りも、片手でチョン。ページめくりが上手くいかなくてイライラすることもない。

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